Vine Linux 7・VineSeed


このページでは次期バージョン Vine Linux 7 と開発版 VineSeed についてまとめています。


Vine Linux 7.0 の公開は?

延び延びの状態です。あまりにも延びてしまったため、6.5 がリリースされました。

 

ISO 公開までは VineSeed で 7 に近い環境を得る事ができますが、

6.5 からの更新となるため、一部は手動インストールで 7 相当にする必要があります。

 

MonthlyIrcMeeting

Vine7/Roadmap - ここに記載しているスケジュールでは進行できない状況になっています

Vine Linux Trac Wiki


VineSeed とは?

Vine Linux では開発過程の状態を VineSeed として公開しています。

現状 VineSeed は Vine Linux 7 向けで開発が 進められています。

このページでは、VineSeed の仕様と現状を随時公開し、

次期バージョン Vine Linux 7 の開発状況を把握してもらう事を目的としています。

 

VineSeed | Vine Linux

Vine Linux 7 に向けての TODO リスト | Vine Linux Trac


現在のデスクトップ環境状況

デスクトップ環境は下記で定まる予定です。

標準のデスクトップ環境は MATE になる予定です。

 

MATE

$ sudo apt install task-mate

Linux Mint チームが GNOME 2 を派生化させたもの。

GNOME 2 ほぼそのままの状態で提供されています。

Vine Linux 7 ではこの MATE に変わる予定ですが、

実際には従来と大きく変化しない

デスクトップ環境になる事が予測されます。


GNOME 3

$ sudo apt install task-gnome

一方 GNOME は 3 となり、外見が大きく変わりました。

3D 環境推奨。左上は「アクティビティ」に変化し、

クリックによって、Dock、ウインドウ、デスクトップ、

アプリ一覧を画面で一覧表示する仕組みです。

アプリにカテゴリはなく、検索で探します。 



LXDE

$ sudo apt install task-lxde

Vine Linux 6 からはパネルが白になっている位で、

デフォルトから大きく変化はないです。

LXQt は採用されないようです。

 

Xfce

$ sudo apt install task-xfce

Vine Linux 6 から大きく変化ありません。

アプリも Vine Linux 6 の構成から

デフォルトは変化ないようです。



KDE

$ sudo apt install task-kde

Vine Linux 6 からはデスクトップがなくなっています。

3D 環境推奨で使用メモリも大きいです。

Plasma 5 は採用されないようです。

 

Cinnamon

$ sudo apt install task-cinnamon

新たに Cinnamon が追加されそうです。

GNOME 3 からの派生で 3D 環境推奨になりますが、

レイアウトは以前の Windows 風で使いやすいです。

 


Fluxbox

$ sudo apt install fluxbox

Vine Linux 6 とは変化ないようです。

メニューは右クリックで表示。

 

Icewm

$ sudo apt install icewm

メニューは右クリックでも表示できます。

Vine Linux 6 とは異なり、Program が表示されています。



Openbox

$ sudo apt install openbox

Vine Linux 6 とは変化ないようです。

何も表示されずに正常。右クリックでメニュー。

Window Maker

$ sudo apt install WindowMaker

Vine Linux 6 とは変化ないようです。

左右に Dock。右クリックでメニュー。 



VineSeed を使ってみる

運営者が Vine Linux 6.3 および 6.5 ベータ版 から下記の手順での更新を確認済みです。(最新 2016/10 確認)

最小構成・ベースシステムでないと正常に行えないと思われます。

2017/05 現在、Xorg 関連パッケージで失敗しているのを確認しています。

 

ログイン画面で Ctrl+Atl+F2 でコンソールに入ってログインした後、次のコマンドを実行します。

この間「Reboot required.」とコマンド実行の再度に再起動を促すメッセージが何度か表示されますが、

この段階で再起動せずに最後まで行って下さい。

途中で再起動するとパッケージが中途半端になり、正常に動作しなくなります。

 

$ sudo loadkeys jp106 (日本語キーボードに変更)

$ export LANG=C (出力結果を英語に変更)

$ sudo /etc/init.d/network start (ネット接続)

 

$ sudo sed -i 's|6/\$|VineSeed/\$|g'  /etc/apt/sources.list.d/* (6〜6.3 の場合)

$ sudo sed -i 's|6\.5/\$|VineSeed/\$|g'  /etc/apt/sources.list.d/* (6.5 の場合)

 

$ sudo apt update

$ sudo apt install kmod

$ sudo apt install --reinstall eudev

$ sudo apt dist-upgrade

 

ここでエラーになっている場合は、

依存関係の問題が出ているパッケージを再インストールして、再度実行します。

 

$ sudo sed -i 's|\:3\:|\:5\:|'  /etc/inittab

$ sudo apt install task-xorg-x11

 

ここまでの作業で起動するようにはなります。

Vine Linux 7 の設定に近づける場合は下記を実行します。

 

$ sudo apt install task-mate fcitx-mozc fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4 lightdm 

$ sudo setdm lightdm

 

その他必要であれば他のデスクトップ環境をインストールして下さい。

最後に再起動します。

 

$ sudo reboot

 

VineSeed(Vine7) 環境の構築手順 (2013.12.30時点) | Vine Linux Trac


Q&A

メインのデスクトップ環境は何になる予定ですか?

Vine Linux Wiki の記載では MATE になるようです。MATE は GNOME 2 を派生化したデスクトップ環境です。

運営者が使っている感じではバグもなく、GNOME 2 とほとんど変わらない使い勝手になっているので、

MATE をメインにしてリリースされる可能性は高いと見ます。

多くの Linux ディストリビューションでは、外見が GNOME 2 と変わらないレイアウトになります。

そのため Vine Linux 7 の外見上は従来の Vine Linux と大きく変化しない標準デスクトップ環境になる事が予測されます。

 

他のデスクトップ環境は使用できないのですか?

VineSeed のパッケージを見る感じだと、上記で紹介しているこれらのデスクトップ環境になるようです。

  • MATE
  • GNOME 3
  • LXDE
  • Xfce
  • KDE
  • Cinnamon

最近採用されはじめている KDE Plasma 5・LXQt は、はやくても Vine Linux 8 になってからでしょう。
Budgie などももちろん後回しになるでしょう。

 

GNOME の「フォールバックモード」とは何ですか?

GNOME 3(GNOME Shell)の初期に採用されていた GNOME クラシック の事です。

特に Ubuntu ではこれを「フォールバックモード」と表記していました。


従来 Vine Linux の GNOME 2 レイアウトを継承するために、これをメイン採用候補として検討していたようですが、

現在これは GNOME の主要メンテナンスから外れされたため、採用されない可能性が高いです。


現在 GNOME クラシック はエクステンション(拡張機能)を用いて
GNOME 2 に近いレイアウト表示にする方法となっています。(CentOS 7 などがメイン採用しています)


日本語入力はどうなっていますか?

Vine Linux Wiki の記載によると Vine Linux 7 では fcitx-mozc への変更が決まっています。

VineSeed で Fcitx をインストールして使用する事が可能です。

Mozc・Anthy・libkkc(かな漢字)が使えます。

 

Vine Linux 6 から VineSeed に切り替えた場合、IBus が継承されていて IBus 1.5 になっています。

そのため、他の Linux ディストリビューションで生じている問題が Vine Linux 7 で発生する事になります。

IBus 1.5 では Mozc を起動した状態のまま半角入力も行います。

全角/半角 キーの反応しない時は予め Mozc(または Anthy・libkkc(かな漢字))に切り替えます。

 

Web ブラウザはどうなっていますか?

引き続き Fx ウェブブラウザ が標準となると思われます。Firefox の Vine Linux 独自ビルド版です。

 

Chromium は Google アカウント認証などが正常ではありません。

一方 Google Chrome は最新版を使用できます。下記から .rpm パッケージをダウンロードします。

 

Chrome ブラウザ

 

予め lsb をインストールして下さい。GUI のインストーラでは認識しませんが、

ターミナルから rpmでインストール可能です。

 

$ sudo apt install lsb

$ sudo rpm -ivh google-chrome-〜〜〜.rpm

 

最新版を完全に使用できるので、Chromium よりは Google Chrome の使用が現状では良いです。

ただし、後のバージョンでライブラリが古くなり、正常に更新できなくなる恐れがあります。
そのため Fx ウェブウラウザ の使用をおすすめします。
なお、Google Chrome は 32 ビットでは2016年3月で更新が停止されます。Chromium は維持されます。

 

ログイン画面は変更されますか?

Twitter より lightdm に変更されるという情報があります。

setdm でログイン画面の変更が可能です。

 

$ sudo setdm

 

ブートローダーは変更されますか?

Vine Linux Wiki の記載では GRUB 2 への変更を検討しているようです。

最近の環境で採用されている UEFI の対応を考えると GRUB 2 への移行が必須です。

VineSeed では Vine Linux 6 の移行がそのまま維持されるため、旧版 GRUB のままになっています。

 

MATE 以外でパーティション等を選んでもマウントされません。

Not authorized to perform operation. と表示されている場合、Polkit が有効になっていません。

まだ Vine Linux 7 での Polkit 設定が完全に定まっていないようですので、
とりあえず MATE の Polkit を自動起動して、使えるようにしておきます。


/usr/libexec/mate/polkit-mate-authentication-agent-1


ログアウト→ログイン、または VineSeed を再起動して動作する事を確認して下さい。


VineSeed の ISO ファイルは存在しないのですか?

VineSeed の ISO ファイルは存在しません。

インストーラ(anaconda)が従来と変わっているために一から構築する必要があるため、

なかなか Vine Linux 7 向けの ISO ファイル公開は行えずにいるようです。
現状では Vine Linux 6 を一度インストールしてから、VineSeed へアップグレードするしかありません。

 

Vine Linux 7 で古い環境が一新するでしょうか?

Vine Linux 7 系は基本的に 2016 年冬〜春付近の最新版で維持されそうです。

その後は基本的にセキュリティなどの更新になり、新機能が追加される事はほぼないと思われます。
この辺は従来の Vine Linux と変わらないでしょう。ただし 7 となるタイミングで環境は一新されます。

現在 Vine Linux 6 を使っていますが、7 にしても大丈夫ですか?

Vine Linux 7 になって、スペックが変わってくると予測されます。

Windows XP がプレインストールされていた環境では、7 にして重くなるか、

最悪起動すらしなくなる環境が出てくるだろうと思われます。


Windows Vista 以降の環境であれば快適に使えるでしょう。